- 煙草の問題を考えよう-  Smoke Stinks
始めようコンピュータ
コンピュータが苦手な方は気軽にお読みください。これだけ読めば大丈 夫、というものではありませんが、他の情報を読むのに多少の参考になると思います。
総合目次
禁煙スポット
ウェブ講座
伝言板

ウェブを使って主張をしようにも、多くの方に読んで頂かなけ れば主張は伝わりません。しかし、未だに多くの人々にはコンピュータの敷居が高いようです。是非とも敷居を下げてみましょう。

公開日
話題
2004/12/19
まずはじめに
2004/12/19
難しいことは抜きにして
2004/12/19
基本的な用語(1)
2004/12/19
基本的な用語(2)
2005/05/05
インター ネットを安全に利用するために


まずはじめに

2004/12/19

自分は、仕事の都合で出張をすることがある。だからホテル住まいをすることが割に多いほうだ。こういった理由で、ホテルとは数多く接触するので、ホテルに 一歩足を踏み入れただけで、そのホテルのレベルが分かるようになってきた。それが、何故このシリーズと関係があるのか、以下にざっくばらんに記す。

最近のホテルはインターネット接続を提供するところが増えてきたた。自分は仕事でコンピュータを普通に使うため周囲には、専門家も多いし自分も開発者では ないがユーザとしては、程々のレベルだろう。しかし、ホテルのネットワーク接続でトラブルが発生した場合に、ホテルの担当者は、全く問題が認識で きないことが殆どだ。繋がらない場合は、簡単なトラブルシュートを行って、ホテルで提供したシステムに問題を発見する。自分のシステムに問題があったこと は一度も無い。というのは、自分のシステムの設定などに問題があれば自分で発見できるからだ。自分のシステムの問題なら自分で直せば良い。しかし、ホテル のシステムに問題があった場合は、往生する。"言葉"が通じないためだ。ホテルの担当者は、大抵コンピュータのことが全く分からないのだ。自分が特殊 な環境にあるため、偶々自分はこの業界の"一般"用語が分かるのだが、普通の人はそうではないことに改めて気付かされる。

別に今までの社会でコンピュータが分からないというのは特別なことではなく、恥じる必要もないことだ。一昔前には英語を話せる人が殆ど居なかったように、 コンピュータが分からない人が居るのも当前のことだ。だから、コンピュータが分からないことは不名誉なことではない。しかし、それを当然として何も 努力しないのでは、コンピュータユーザとしての恩恵を得ることができず勿体無いことだ。損か得かは個人の判断の問題なので、何人も価値基準を押し付けるこ とはできないが、できれば、多くの方々にコンピュータを利用する世界を味わって頂きたいと思う。そうすることで、この主張も多くの方に読んでいただけるか らだ。

以上

難しいことは抜きにして

2004/12/19

自分は、子供の頃から他人に比べて物分りが極めて悪いほうであり、何をするのにも時間がかかった。中学のときでも、連立方程式がちゃんと解けるようになる のに半年位はかかったと記憶している。その代わりに1回覚えるとずっと覚えている。受験の時代からはもう、ん十年もたっているが、それでも受験で勉強した こ とは、暗記中心の科目以外は結構覚えている。

かつて大学でお世話になった教授に、"学者には、必ずしも剃刀のような切れ味の頭は必要ではない。むしろ鉈のように、鈍くても、骨まで破壊することができ るような頭のほうがいい場合がある"と云われた。自分は結局、剃刀のような切れ味の頭のほうが役に立つ世界(簡単に言うと普通の仕事の世界)に進んでし まったので、必ずしも成功とはいえないかもしれない。ただ、この不況に時代にも一応仕事があるので、これは有り難く評価すべきなのだろうか。

このような切れ味の悪い自分だからこそ、分からない人の気持ちは良くわかる。だから、物分りが良くないと自己評価している方と気持ちが共有できれば嬉し い。このコーナーは、自分のような物分りの悪い人を対象としたものなので、物分りの良い人には全く役立たないと思う。


(コンピュータは何ができるか)

さて、コンピュータとは何か、等と難しいことを考えてもそこから先は続かないだろう。だから難しいことは抜きにして始めなければならない。一番重要なの は、コンピュータで何ができるか、ということだと思う。更に云えば、コンピュータで何をしたいか、という問題に帰着するかもしれない。では、コンピュータ で何ができるのだろうか?

自分の理解では、コンピュータができることは、大きく分けるとたったの2つだけだ。その他にも読み込むとか出力するとかの機能があるが、自分が特に重要だ と考 えるのはその2点だ。

(1)覚えること
(2)計算すること

教えることは人の役目であり、コンピュータは命令された通りに黙々と仕事をする。ウソを教えればウソの通りに忠実に仕事をする。だから、コンピュータはこ のような結果を出しました、などと真顔でいう人は嘘つきか無知かのどちらかだろう。テレビの番組で、よく何とか省の研究官が、社会の動向などで、シミュ レーションの結果こうなります...といった説明をしている。これなどは、番組の製作者が、重要な部分(計算の前提条件やシミュレーションの限界について の説明など)を削除したか、研究官が無知かのどちらかだ。正しくは、コンピュータがそのような結果を出したのではなく、人がコンピュータにそのような結果 を出させたのである。

シミュレーションを実施するためには、あるルールを定めてプログラムを造り(またはそのようなプログラム(ソフトウェア)を買ってきて)、プログラム実行 の前提に基いた条 件を入力しなければならない。だから、プログラムに定められたルールが適切でなかったり、入力した前提条件が不適切であったりすれば、そこで出される結果 は当然不適切なものになる。また、プログラムが間違っていたりすると("バグがある"と表現する)、その間違い通りに結果をはじき出す。プログラムは、巷 で売られているソフトウェアだけでなく、CPU(計算機の脳にあたる部分)等のチップにも埋め込まれているので、CPU自体に間違いがあることもある下 記の枠内参照。だから、コンピュータのシミュレーション結果が妥当かどうかを判定するのは常に人の役割なのだ。勿論、結果が大筋で違わないの であれば、大抵はそのシミュレーション自体が適切に行われたと評価しても良いだろう。勿論、たまたま合っていたという可能性もあるので、検証は必要であ る。

(コン ピュータも時には計算を間違える)

Intelの初期型Pentium CPUにバグがあり、計算結果を間違うことがあったのは有名な話だ。自分も、そのタイプのCPUを不良品として交換してもらった経験がある。
この事件は大騒ぎになった。鳴り物入りでIntelが登場させた新しいCPUが計算を間違えるというので物議をかもした。製造元のIntelは、当初、そ の間 違いはある特殊な計算をした場合にしか間違えないので、リコールするほどのものではない、と居直ったのだから騒ぎは更に大きいものとなった。
結局は、騒ぎに押されて全数交換処理となった。自分のものも、Intelから新しいCPUが送られてきたので交換したが、ひょっとしたら、バグ有りの CPUをとっておけばプレミアムがついたかもしれない。当時US$5,000以上の出費だったので、計算を間違えるCPUというのは許せないと感じたもの だ。

CPUの価格は1000ドル近かったので、Intelにとっては大変な損失だったが、交換に応じなければ、今のIntelはなかったかもしれない。タバコ のユーザと違ってコンピュータのユーザはチェックが厳しいのである。

しかし、その後CPUのモデルチェンジの頻度は異常に早いので、ひょっとしたら今でも計算を間違えるCPUがひっそりと売られているのかもしれない。計算 間違いの頻度が余程高くないと、多分だれも気付かないだろう。

上に上げたコンピュータの2つの機能は、コンピュータの大抵の動作を説明することができる。

例えば、人がコンピュータにプログラムを埋め込む(ソフトウェアをインストールするとかセットアップするなどと云う)のは、コンピュータから見れば、覚え ることであり、プログラムを実行するのは、計算することである。また、計算の途中には、結果を記憶し、その記憶を次の計算に使用したりする。

- 続く

基本的な用語(1)

(BIOSとOS)

コンピュータを起動すると、コンピュータは、記憶してあるプログラムを実行する。例えば、コンピュータのスイッチを入れると、まず素っ気ない英語のメッ セージが表示される。これは、BIOS(バイオスと読む)というプログラムだったり、OS(オーエスと読む)のメッセージだったりする。

BIOSは、コンピュータの基板に埋め込まれたプログラムであり、基板やその他の部分の情報を掌る最も基本的なプログラムである。このプログラムがない と、電源を入れても外見上は何も起 こらない。
BIOSプログラムの実行が終わると次にOSプログラムが起動する。OSプログラムは事前にインストールしておかなければBIOSまでしか起動しない。し かし、パソコンを買うとWindowsとかMacintoshとかのOSがインストールしてあるのが普通なので、殆どの場合、OSは最初からインストール 済 みであり、これをOSプリインストールと云う。

OSとはBIOSの次に重要なプログラムであり、コンピュータの各部品を働かせるためのプログラムである。このような要求があったらこのような応答をせよ というような、部品の動作の規則を記述したプログラムをOSという。だから、実際にはOSは、コンピュータそのものに見える。人体に例えると、CPUや基 板等は肉体であり、OSは脳とか精神に相当すると考えても良いかもしれない。CPUも脳と云えば脳なのだが、OSがないと脳として機能しないし...理解 は難しい。自分は、OSが精神で、CPUを含むハードウェア全てが肉体だと思っている。

現在OSの主流であるWindowsには、OSの機能以外に応用ソフトウェア(アプリケーション)と呼ばれるプログラムが含まれている。例えば、 Windows Media Playerなどという動画を見るプログラムは、コンピュータを動かすための基本プログラムではない。このように、現在はOSに様々な拡張プログラムを入 り組ませてあるので、どこからどこまでが基本機能なのかとても分かりにくくなっている。

OSにはMicrosoft WindowsやMacintosh等の他に、UNIX, Linux, FreeBSD, OpenVMSといったものもある。かつては、MS-DOSが市場を席巻し、今も細々と使われている。IBMもOS/2等を市場に送り出したが、今は殆ど 見ることがない。

また、Windowsには、様々なバージョンがあり、知っているだけでも、Windows3.0, 3,1, 3.11, Windows95, 95B, 95C, 98, 98SE, Me, Windows NT3.51, NT4.0 WorkStation, NT5.0 (Windows2000 Professional), NT5.1 (Windows XP Professional/Home), Windows NT4.0 Server, 2000 Server, 2003 Server等多くの製品がある。上記のうちServer製品を除くと、現在も流通しているのは、2000とXPが多数派だろう。2000は筆者のお気に 入りだ が、既に殆ど売られていない。

これらは、用途に合わせて選ぶべきだが、現在流通しているものなら特に問題はない。無難なものを使いたければ、Windows XP Professionalを選ぶべきだがコストはそれなりにかかる。コストを抑えたければ、Linuxを使えばいいが、周囲に詳しい人がいないと導入に苦 労するだろう。筆者だって周りに教えてくれる人が居なかったため、4年位の間すこしずつ導入していって、現在はようやくWindowsと同等に役立てら れるようになったところだ。尤も、Windowsも3.1の時代から11年ほどかけてようやく使っていると云えなくもない。どちらが難しいのかと問われる と、中身の見えにくいWindowsのほうがLinuxより難しいと答えるだろう。

Macintoshは、見た目も素敵なのでいいと思うが、高価なのと、使用する基板が限られるので今のところ使用していないし、今後も使用する予定はな い。 付け加えると今のMacintoshはLinuxの一種である。

Linuxにもいろいろあって、選択も大変だが、見た目が美しく、操作感も良いので現在も愛用しており、今後も愛用を続ける予定である。多数ある Linuxの中からは、特に使い勝手の良い、Mandrake Linuxを選択した。今後は別なものに代えるかもしれないが、当面はこのままにするつもりである。Linuxはプリインストールされたパソコンが殆どな いので、大抵は自分で苦労してインストールしなければならない。但し、慣れればこのインストール作業は極めて簡単である。Windows OSのインストールができる人ならLinux OSのインストールは問題ないだろう。

筆者の個人的嗜好では、今後はLinux化していきたいと思う。できることなら高価過ぎるWindows系は使用したくないが、仕事だとそうもいかないの が実情だ。


(応用ソフトウェア/アプリケーション)

OSという仮想コンピュータに、ある目的を持ったプログラムを埋め込み使用するのは、コンピュータの最も基本的な使用方法だ。かつては、プログラムはユー ザが自分で開発するものだったが、今は、市販のソフトウェアで大抵のことができてしまうため、それらのソフトウェアを使用するのが一般的だ。こういったソ フトウェアを、OS=基本ソフトウェアに対して応用ソフトウェアとか、アプリケーションと呼ぶ。

アプリケーションのうち最も頻繁に使用されるのが、ウェブブラウザ、メールクライアント、表計算とワープロだろう。
ウェブブラウザは、OSの拡張機能として初めから備わっていることが多い。これは、インターネット上の情報を閲覧するのに用いられる。代表的な製品とし て、Microsoft Internet Explorerがあり、マイナーな製品としては、Netscape Communicator、Mozillaなどがある。かつて市場を席巻したNetscapeは元々は有償だったが、Microsoftのブラウザ抱合せ 販売に法的な問題があり、そのあおりを受けて現在は無償になってしまった。
メールクライアントは、電子メールの作成と閲覧に使用するものであり、最も多く使われるのは、Microsoft Outlook Expressだろう。その他にも多くのソフトがあり、使い勝手はユーザーの好み次第なので、好きなものを使えばよい。これらも大抵は無償である。
表計算、ワープロ、プレゼンテーションなどの機能を纏めたソフトウェア群は、"オフィス"という名称で呼ばれることが現在では一般的に通用している。かつ ては、Lotus Smart Suiteのような別の名称の製品もあり、筆者も愛用していたが、今は、どの製品も大抵Officeの名称がつくようになってしまった。最もシェアの高い 製品が、Microsoft Officeであるが、自分で使うなら、無償で使用できる、Open Officeで十分だ。筆者も個人的にはこちらで十分用が足りている。

その他にも製図用のCADソフト、動画編集ソフトなど様々なソフトウェアがあり目的に合わせて購入すれば良い。

忘れてならないのが、ウィルス対策ソフトである。
ウィルスは、コンピュータに対してよからぬ操作をするソフトウェアであり、知らないうちに勝手にインストールされるのが特徴だ。ウィルスは大抵は Windows上で動作するように作られており、Windowsを使用するユーザには、対策ソフトの重要性が特に高い。Norton Anti-VirusやVirus Busterのシェアが高い。個人用なら無償で使用できるAVGのようなソフトウェアもあり重宝する。

個別のソフトウェアについては別途論じる予定である。

基本的な用語(2)

(インストール/セットアップ)
この2つの用語の区別はいい加減である。筆者の記憶によると、1992年頃は、ソフトウェアを埋め込む作業を一般的に、"install"と呼んでいたよ うだ。同じ頃に、Microsoft社は"setup"という用語を同じ意味で使用していたように記憶している。記憶が曖昧なのだが、その頃は、どちらも 同じ意味だったと思う。その後、ソフトウェアを埋め込む作業を"install"、埋め込んだソフトウェアが使用できるようにする作業を"setup"と いうように使い分けるところも現れた。これとは別に、依然としてどちらも同じ意味として使う人も多い。
結局区別する必要性も無さそうだが、最近は、Windows用のソフトウェアは"setup"という言葉のほうが多く使用されているように思う。

(CPU)
計算用の演算ユニット。コンピュータの中心となる部品である。1秒間に何回の命令を実行できるかということを表すのがクロック周波数で、1GHzであれ ば、1秒間に10億回の命令を実行できる

注:この部分も読者の方からおかしいのではないかと御指摘を頂いた。わか り難い部分があるので若干捕捉する。クロック周波数の1回分のうちに、何単位かの命令を実行することができる。従って、下記にあるように、クロック周波数 だけでは全体の速さは決まらない。クロック周波数は、しばしば、容器で水を汲むことに比喩されて、一定時間に水を汲む回数に相当すると説明される。容器の 容量が決まらないと水を汲む速度が決まらないという訳である。この他にも、命令を実行する待ち時間をどのように短くするか、メモリとどのように同期させる か、など、全体のパフォーマンスが変わる要素がいくらでもあるので、クロック周波数だけで論じるのはナンセンスである。
因みに、現在これを書くのに使用しているコンピュータのCPUは、AMD Turion(tm) 64 Mobile Technology MT-37で、クロック周波数は、2GHzである。メモリは1GBあり、このような用途に対しては十分に速い。また、OSは、Mandriva Linux 2006であり、これもこのような用途に対しては十分なパフォーマンスがある。(2006/09/03)

但し、CPUの速度はクロック周波数だけで決まるものではなく、どんな命令を実行できるかにもよるので、クロック周波数の低いCPUのほうが速い場合もあ る。
通常の使用であれば、1GHzで十分高速である。
パソコン用CPUの製造元の大手には、IntelとAMDがある。一般用途であれば、どちらでも大差ない。好みで選んで差し支えない。殆ど同じように使え るので、区別してもしょうがないかもしれないが、筆者の好みはAMDのほうである。単に判官びいきなだけかもしれない。
特に計算負荷のかかる作業をしない限りは、最低価格品で十分である。使えないほど遅いものは新品市場には出回っていないと考えて良い。

(RAM/メモリー)
計算実行中にデータを一時記憶しておくもの。高速に動作するので、パソコン全体の速度に最も大きく影響するものと考えてよい。
256MB(メガバイトと読む),512MB, 1GB(ギガバイトと読む)等のメモリモジュールがある。1GB=1024MBなので512MBを2枚で1GBになる。
通常用途でも、512MB以上搭載することが望まれる。

(HDD/ハードディスク)
RAMより長い間データを保存しておくもの。RAMは、パソコンを1回停止するとデータが消えるが、HDDに貯められたデータは、パソコンを停止しても通 常は消えない。但し、停止のときにOSが勝手に消すものもあるし、トラブルで消えることもある。
容量の単位はRAMと同じようにGBを使用しているが、こちらで使用している単位はインチキで、過大表示されている。
通常コンピュータの世界で使用されている容量の単位は、

1bit
1byte=8bit
1KB=1,024byte(=210byte)
1MB=1,024KB=1,048,576byte
1GB=1,024MB=1,048,576KB=1,073,741,824byte
1TB=1,024GB

となっているが、

ハードディスクやフラッシュメモリ(コンパクトフラッシュなど)は、
1KB=1,000byte
1MB=1,000KB
1GB=1,000MB
と換算して表示しているので、1GBと表示されていても実際は、約0.93GBしかないため、約7%も誤魔化されていることにになる。一応適正な表示とい うことだが、騙されている感じで好きにはなれない。
特に、フラッシュメモリの類は、128MB,256MB,512MBという単位で売っており、表示を誤魔化したいという意図を強く感じる。これは、容量の 換算を上の基準で行っているように見せていながら実際には下の換算を行っているのである。こんな表示を使うなら、100MB,500MB...というよう なきりのいい数字にすべきだと思う。

ハードディスクの容量は、適当なもので良く、動画を大量に扱わない限り、最低容量のものでも問題がない。使えないほど低容量のハードディスクはあまり出 回っていないので心配は要らない。


-続く


インターネットを安全に利用するために

2005/05/05
インターネットを利用した架空請求詐欺が多い。このサイトの伝言板にも架空請求詐欺の書き込みがあったので、どのような仕組みになっているかを調べるため に実際にチェックしてみた。

まず、リンクをクリックするといかがわしいサイトに飛んだ。次にそのサイトの一部をクリックすると次は、如何にも自分のパソコンから情報が吸い上げられて いるようなアニメーションが表示され、次に利用既約に同意したというウィンドウが表示された。そのなかに、利用金額とか、振込方法などが記載してある。気 分が悪いのは、自分が利用しているインターネットサービスプロバイダー(以下ISP)のドメイン名が表示されることである。

さて、ここで注意しなければならないことは、まず第一に大した情報は吸い上げられていないということだ。たとえば、ドメイン名から本人にたどり着くのは難 しい。ISPがそのような詐欺サイトに個人情報を開示する訳がないからだ。仮に、あるISPがそのような失態を演じたことが明らかになれば、そのISPの 信用は失墜する。
次に注意しなければならないことは、例え、個人情報が知れたとしても同意していない契約に対して支払の義務は生じないということだ。だからそのような請求 があれば無視して良い。これは架空請求詐欺に共通する対策だ。数年遡ると、ワンギリがあり最近はワンクリ(one click)と呼ばれる詐欺である。自分から同意して、クレジットカードの番号でも書き込んだのでない限り契約など成立しないのだ。
詳細を知りたければ、インターネットに幾らでも対策がある。それでも、最初からややこしい話になるのを避けるためには、常日頃から対策しておくのに越した ことはない。以下に、簡単にできる対策を示しておくので参考にしてください。

インター ネットでの詐欺被害に遭わないための心得

(1)ブラウザは複数を使い分ける。

マイクロソフトのインターネットエクスプローラで全てを賄うというのは非常に危険である。ブラウザの中には個人情報が残り、いつどのタイミングで盗まれる か分からない。だから、ブラウザは用途によって使い分けるべきなのだ。一番危ないブラウザはインターネットエクスプローラである。

現在は嬉しいことにブラウザが多数利用できる。以下に、例を示す。Windowsで使用できるものだけを選択したが、Linuxなら他にもいくつかの有力 なブラウザがある。また、Macintoshは使用していないのでここには紹介しなかった。

ブラウザ名
OS
備考
Microsoft Intermet Explorer
(通称IE)
Windows
ブラウザの代表格になってしまった。かつて は、Netscape Navigatorのシェアを食うために、OSとセット販売を実施して司法当局に咎められ、結果として、一旦はOSとは別に無償配布になったが、いつの間 にかOSとセットで販売されている。
利用者が多く、また、パソコンに疎い人は絶対にこれを使用するので、このブラウザを狙った悪の手が忍び寄る。
また、このブラウザでしか表示できないようなページを作る人が多いのも問題だ。HTMLという規格を知らないためにこのようなことになっている。
以下に紹介するブラウザは複数のページをタブで切替えて表示できるが、これだけは、1ページしか表示できない。時代遅れであり非常に使いにくい。
Netscape Navigator
Mozilla
Windows
Linux
Netscape NavigatorとMozillaは兄弟のようなもので外見は非常に似ている。また、両方インストールしても同時に起動できないので中身は殆んど同じも のであると考えられる。
詳細設定のメニューもIEより分かりやすい。
無償でダウンロードして使用できる。
Mozilla Firefox
Windows
Linux
Mozillaとは枝分かれの兄弟になる。発 表されて間もないが、非常に人気がある。Netscapeと同時に立ち上げることができる。機能的にはNetscapeと大差ない。
これも無償でダウンロードして使用できる。
Opera
Windows
Linux
有償のブラウザの代表格。但し、コマーシャル を表示して使うのなら無償である。洗練された設計で使い良い。

さて、表中に記載したように、IEでなければ表示できないページ以外は、他のブラウザを使用すべきである。IEはとにかく狙われやすいし、OSの一部にも なっているので、脆弱性が見つかったときが非常に具合が悪い。なるべく使用しないことをお勧めする。

また、ブラウザは上記に紹介したものを複数使用するのが基本である。何故複数使用するかというと、夫々にセキュリティの設定を変えるためである。

例えば、ウェブメールはNetscape Navigatorで見る。このときに、Netscapeでは、cookie(ウェブサイトからのサービスを連続で受けるために情報を受渡しするファイル という感じのもの)を受け入れる設定にしておく。また、Java Scriptを有効にしておくなど、安心して使用できるサイトについては、Netscapeを使用する。

また、初めてアクセスするサイトや素性の知れないサイトを閲覧するときには、FirefoxやOperaなどをCookieやJava Scriptをオフにして使用する。問題ないと分かれば、Netscapeに切替えて使用する。

このようにブラウザの設定を変えて切替えれば、まず、機能は少ないが安全な設定のブラウザで使用し、安全だと確認してから機能的な設定のブラウザを使用す る、という形にしておけば、使いやすい。

このような方法は、初心者には特に有効だと思う。くれぐれも、IEで全てを賄うのは危険である。

また、Java, Java Script, VB Script, cookieなどについては、インターネットで検索すれば情報がざくざく出てくるので、良く理解するというのが良い。そして、ブラウザを自分の使用方法に 合わせて設定すれば特に安心になる。

以上、お気をつけください。



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